30~40代の金銭感覚に関する調査結果について

調査

SMBCコンシューマーファイナンスは6日、30~40代の金銭感覚に関する調査結果を発表した。「現在の貯蓄額がゼロ」と答えた人が23.1%になり、前年比6ポイント増だった。平均貯蓄額も前年より52万円減の195万円に低下。「景気回復が働き盛りの賃金上昇につながっていない」と分析している。

貯蓄額の平均は30代が前年比4万円減の194万円なのに対し、40代は120万円減の196万円だった。消費について9割近くが「無理せず買える範囲で買う」と回答し、堅実な消費意識が浮かんだ。また、「年収がいくらだったら結婚、出産しようと思えるか」との問いでは、結婚が500万円以上、出産は600万円以上と答える人が多かった。

少額の物品購入時に「現金よりキャッシュレス決済が多い」と答えた割合は、30代が52.8%、40代が53.4%で、昨年調査した20代の44.1%をいずれも上回った。子育てなどで出費がかさむ中年世代ほどクレジットカードやQRコード決済のポイント還元を重視しているためと分析している。一方、「メルカリ」のようなフリマアプリにここ1年間に出品した人は16.5%。年代別では20代が30.4%と高く、年齢を重ねるごとに低かった。

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