新入社員とお金

4月23日の日経ヴェリタスに掲載されていた記事をご紹介したいと思います。

新社会人は初めてのお給料日がやってきますね。初めてのお給料は何に使おうかとワクワクしている人も多いことでしょう。今回は、新社会人にとって大切な、お金とのお付き合いの仕方の基本をご紹介したいと思います。
お金と付き合う上で最も大切なことは、収入と支出のバランスです。
収入が多くてもお金を使いすぎて困っている人や、反対にさほど収入が多くなくてもたくさんの資産を持っている人もいます。
これからお給料をもらい、長い社会人生活を送ることになる皆様はぜひ、「収支」を意識してください。

まず、収入は会社が発行する給与明細書で確認します。
自分がどれくらい働いてお給料をどれくらいもらったか、税金や社会保険料をどれくらい納めたのかが分かります。
給与明細はおおよそ以下の通りです。
① 勤怠
1か月分の出勤日数や労働時間、残業時間などが記載されています。間違いがないか確認する習慣をつけましょう。
② 支給
会社から支給されるお金です。基本給のほか、残業手当などが記載されます。役職手当や家族手当、住宅手当は法律の定めがあるわけではなく、それぞれの会社の決定に基づき支給されます。
③ 社会保険料
健康保険や厚生年金、雇用保険などの保険料をまとめて、「社会保険料」といいます。
健康保険料と厚生年金保険料、その月の保険料を翌月に支払うため、4月のお給料からは天引きされていません。介護保険料は40歳から支払いが始まります。
④ 税金
所得税は「国」に、住民税は「都道府県」と「市区町村」に納める税金です。前年度のお給料を基に計算するので、入社1年目は引かれません。2年目以降、給与から天引きされます。所得税と住民税は、会社が支払ったお給料から、社会保険料や経費(会社員は収入に応じあらかじめ決められています)を差し引いた金額に、課税されます。
課税の対象から差し引くことを「控除」といいます。
また給与明細書に記載される所得税・住民税は、仮の税額です。実際のお給料と控除できるもの(生命保険料や医療費など)を年末に調整して、計算し直します。これを「年末調整」といいます。過不足がある場合は税金がもどったり、支払ったりする必要があります。
⑤ 手取り額
差引支給額は実際に手にする金額で、いわゆる「手取り」です。最近は、副業を認める会社が増えていますが、他の会社に雇用される場合は、そこでも給与明細書を受け取ります。雇用関係のない、いわゆるフリーランス・自営業としての副業の場合、売り上げから必要経費を引いた金額が所得となり、その所得が年間20万円を超えると課税対象となります。これは自分で計算しなければなりません。副業での収入が多くなりそうであれば、勤め先に相談するとよいでしょう。

次は支出を確認しましょう。
支出を確実につかむためには、記録するしかありません。スマートフォンのアプリや家計簿などを活用しましょう。
まとめて記録しようとすると、作業に時間がかかってしまい億劫になりがちです。毎日、就寝前などにこまめに記録することをおすすめします。1日分の支出なら、5分もかからず記録できます。
そしてお金の使い道を、月末や月初に振り返りましょう。節約も大切ですが、本当に使いたいことにお金を使えているかをチェックします。支出が収入よりも多い場合は赤信号です。クレジットカードのローン(分割払い)やリボ払いは、いわゆる借金だということを自覚してください。安くない利息がかかる上、メリットのない無駄な出費です。支出は収入の範囲内に収めることが、お金とお付き合いしていく上で一番番重要です。支出を減らす場合は、通信費など毎月の固定費から見直しましょう。

以上、新社会人へ向けたお金とのお付き合いの仕方の基本をご紹介いたしました。
社会とは地図のない大海原です。だからこそ、基本となる知識が大切なのです。
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